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お知らせ

11/19

「新米の特徴把握-その2-アルカリ崩壊など」

今回もお米の調査について、引き続きご紹介していきます。

お酒を造るときに、どの蔵元さんでも気になるのは「その年のお米の溶け具合」
がどのような感じなのかということだと思います。
お米の溶け具合の予測は、いくつかの分析方法があります。
その中でも、まずは「アルカリ崩壊」で確認していきます。

1日かけてアルカリ溶液に浸し、お米の崩れ具合で比較していきます。
過去の年度の「軟」、「並」、「硬」の特徴の年や、近年のもので比較します。

自社で入荷している山田錦に関しては、昨年は久しぶりの「硬」の判定でした。
今年度も昨年と同様の感じのようです。

五百万石に関しては、近年「並~やや硬」が続いていたのですが、久しぶりに
平年以上に「軟」傾向の年のようです。

その他、一般的な分析も精米する上で、造りの予測で参考になるので行います。

もうしばらくすると新米の使用が始まります。
使用に向けて新米の使用に対する造りの方針準備が進んできました。