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真の日本酒メーカーをめざし…
単なるボトラー?
菊姫ではメーカーというものは、自社で設計図をかき、ノウハウを持ち 、自力で製造する力を持っている事だと定義します。
たとえば、自動車メーカーがいつも設計図を他に頼み、組み立て方などのノウハウも全く知らずに他人任せで生産しているとしたら、果たしてそれはメーカーと言えるでしょうか?
ところが蔵元の実態は、これと似ています。造り方のノウハウを知らないで酒造りをしてきた、といっても過言ではないのです。
それを知り、すべてをゆだねられているのは杜氏であって、厳密に言えば蔵元の側ではありません。ただ、蔵元が杜氏に味の希望を頼むのです。
酒造りの歴史は冬期間、農業や漁業をしている人たちが出稼ぎとして杜氏を頭に技能集団をつくつてこれに従事し、江戸時代にマニファクチヤーとして確立しました。
いわば蔵元が旦那さんで、杜氏に設備を貸して酒を「造ってもらってきた」わけです。杜氏が変われば酒が変わる、これをあたりまえに思ってきたのです。
メーカーとして大切な事は、どんなことが起きてもラベルの味が変わらない事であると菊姫では思っています。日本酒のメーカーと呼ばれているものは、昔から酒のボトラーであってもメーカーではなく、ワインの世界でいうネゴシアンまたはシッパーでした。
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