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お知らせ

11/11

「お米の分析 ~お米の溶け具合の予測(アルカリ崩壊)~」

新米に関して、醗酵の強弱を予測する「カリウム」の分析が終わり、すぐさま次の分析です。

お酒造りでは、その年のお米が、溶ける・溶けないということがとても
気にかかります。
いろいろな予測方法はありますが、そのひとつに「アルカリ崩壊」と
いうものがあります。

菊姫では、過去10年以上の記録や比較サンプルを持っていて、それらと比較して溶ける?溶けない?ということや、過去のどの年度に似ているかということを予測してお酒造りに臨んでいます。

山田錦は実際に精米した70%白米を使用し、五百万石はまだ精米していない
ので、カリウム用に試験精米したサンプルで。
半日も経過すると、なんとなく違いが見えてきます。

そして一日経過したところで測定します。
 

山田錦に関してはR2、R1と連続して硬い性状が続きました。
R3年度はそれとは異なり、また溶けすぎることもない年度のようです。

今年は粒張りも良く、産地の生産者からも豊作の喜びの声など耳にしており、良い心持ちで新米のスタートに臨めそうです。