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お知らせ

03/29

「菊姫 米焼酎の蒸留完了!」

日本酒の最後の搾りも終わり、どんどん片付けが進んでいます。

焼酎工場の方でも焼酎の蒸留が完了し、ようやく造りも終わりとなりました。

醪(もろみ)を沸かした時の湯気を、冷やす事により液体に戻したものが焼酎です。

常圧蒸留では、90℃弱で醪(もろみ)の沸騰が始まります。

沸騰して出た蒸気をクーリングタワーという空冷の機械を通して冷却し、液体に戻します。

始めに垂れてくる部分はアルコール度数が70%程度と高いですが、蒸留が進むにしたがってアルコール度数は下がっていきます。

最後の方はこまめに留液をサンプリングし、終了のタイミングを見極めます。

また、留液の味をチェックする事で、次回以降の蒸留条件の検討なども行います。

醪(もろみ)の温度が99℃台で、蒸留終了のタイミングが来ました。

終了後、液体の粕を出すとともに、蒸留機の中から出来上がった焼酎を移動します。

常圧蒸留なので、出来たばかりの新酒はかるく薄にごりといった感じです。

最後の蒸留が終わり、蒸留機の蒸気洗いや、蒸留機内のすすぎをして、今年の蒸留も無事すべて終了しました。

日本酒も焼酎も、貯蔵前の工程はまだ残りますが

お酒造りは一区切りがつきました

造り手としては酒造りが終わると「春が来たなぁ~」という気持ちになります。