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お知らせ

04/19

「新酒鑑評会で最優秀成績を頂きました!!」

桜も散り始めてきた頃、金沢国税局の新酒鑑評会「金沢国税局酒類鑑評会、製造技術研究会」が行われました。

北陸三県の蔵元が対象で、「金沢酵母吟醸の部」、「吟醸の部」の二部門で行われます。

お酒の審査は、30名以上の審査員により、3月中に予審・決審と行われ、決審に残ったものから最終的に優等賞が選ばれます。

午前中は優等賞をとった蔵元の表彰式、午後は出品酒を一堂に集めた公開きき酒会です。

表彰式会場に着くと、優等賞をとった各蔵元の方々が続々と集まってきます。


拍手の中、優等賞受賞蔵の方々が入場し、表彰式が行われました。

初めに、審査員を代表して金沢国税局鑑定官室長の講評がありました。

優等賞は例年、出品されたお酒の3割程度となります。表彰式では、各部門で県ごとに最優秀成績の蔵元と製造責任者が代表して表彰状を受け取ります。

金沢酵母吟醸の部では、菊姫からの出品酒が最優秀成績でしたので、県代表として弊社専務と桑田杜氏が表彰状授与を受ける事となりました。

その後、金沢国税局長から、各部門・各県別に代表蔵元及び製造責任者に表彰状授与が行われました。最後は、県ごとに記念撮影をして、表彰式は終わりました。

引続き午後、出品酒を一堂に集めた公開きき酒会が行われました。

残念ながら撮影禁止との事できき酒会場の写真はありませんが、日本酒製造に携わる人中心に、250名ほどの関係者が2時間かけて、約220点のきき酒や約30点ほどの香り成分サンプルの勉強などを熱心に行いました。

同業者が集まりますから、お互いの技術的な意見交換などもそこかしこで行われます。

「金沢酵母吟醸の部」では、菊姫出品の4点は全て優等賞でした。

同じ金沢酵母のお酒ですが、やはり各蔵元で違いがあります。よその蔵元でもここのはいいな~、という蔵元がいくつかありました。
「吟醸の部」では、金沢酵母以外の様々な酵母のお酒が出品されています。

伝統的な9号酵母系統から、香りのすごく強いカプロン酸エチル高生産タイプの酵母まで、様々な香りと味の吟醸酒があります。

残念ながら、吟醸の部では菊姫は優等賞をとれませんでした。しかし、きき酒すると美味しい酒質であることを再確認しひと安心。

菊姫のものは9号系の酵母なので、やはり吟醸の部の中での比較きき酒では、香りが少しおとなしすぎるかなぁと感じられましたが、菊姫が造りたい酒質にはしっかりとなっていました。

優等賞ではありませんでしたが、この結果に対しては、まぁこれはこれで良し、といった感じです。

同様に、吟醸の部で優等賞にはなっていないがこのお酒はいいな、といった蔵もいくつか見受けられました。

今では酵母の違いだけでもお酒のタイプがバラエティ豊かになって、審査の方も大変だなぁと感じられました。