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お知らせ

10/28

ポット栽培山田錦講評会と杉玉作り

昨日は、北陸菊姫会の皆さんが集まり、
ポット栽培山田錦の講評会と杉玉作りを行いました。
 
このポット栽培、バケツや樽などに苗を植えて育てるのですが、
植える苗の本数や容器の大きさ、水や肥料の与え方、日当たり、
風通し、実った後はスズメなどから稲を守るなど、
時期によっていろんなことに神経を使わなくてはならないのです。
 
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北陸菊姫会でのポット栽培は今年で6年目。
年々レベルが上がってきています。
今回はどれも甲乙つけがたい出来栄え、という評価でした。
それぞれの稲についての講評と説明があり、
優秀賞と特別賞の方が表彰されました。
 
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酒屋の店先に、杉の玉が吊るされているのを見たことがあるかと思いますが、
「杉玉」あるいは「酒林」と呼ばれるものです(下部の解説もご参照下さい)。
みんなでこれを作ります。
こちらは、お手本用にあらかじめ作ったもの。キレイな仕上がりです。
 
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まず、芯に杉の葉をさしていき、これをはさみで刈り込んで
形をキレイに整えれば完成です。
と、言葉で説明すると簡単そうですが、実際やってみると結構難しい…
皆さん、楽しみながら作業を進めます。
 
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この日は、社員制作分を含めて20個あまりの杉玉が出来上がりました。
 
なお、北陸菊姫会では、11月に試飲会を予定しています。
詳細については、近日中にFBページにてお知らせいたします。
 
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杉玉の由来:
杉玉(すぎたま)とは、杉の葉(穂先)を集めて球状にした物で、
酒林(さかばやし)とも呼ばれています。
造り酒屋の軒先に新しい緑の杉玉が吊されるのは、
「新酒を搾り始めました」というサインです。
これは、酒造りの神様が祭られている奈良県の
「大神(おおみわ)神社」が発祥であるといわれています。
大神神社の御神木である「しるしの杉」にあやかって、
「今年も良いお酒が出来ますように」という願いを込めて吊るします。
吊るされたばかりの杉玉は蒼々としていますが、
やがて枯れて茶色く変わっていきます。
同時に、蔵にあるお酒も熟成が進み、色が濃くなると共に
味がまろやかになって飲み頃を迎えるのです。
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