06/25
「呑切(のみきり)きき酒を行いました。」
先日、蔵では「呑切(のみきり)」という作業を行いました。
「呑切」とは、タンクなどに貯蔵しているお酒を、一部抜き取る作業です。
タンクの中にある酒は低温加熱殺菌してあるので、作業中は用具を常に洗浄殺菌
しながら行います。
そのため、とても気を使う作業です。
呑切したお酒は様々な検査を行います。それと同時に感応検査も行います。
今年度、入社した新入社員は先輩社員に「きき酒」についてアドバイスを
してもらっています。
菊姫では、熟成をさせて旨味をのせた商品が多いので、貯蔵酒も多いです。
熟成の差によって、お酒の色もこんなにも変化をします。香りなども、
もちろん違います。
たくさんの貯蔵酒のきき酒をするのも、なかなか大変な作業ですが各年度のお酒の変化などを確認できるのも楽しみのひとつです。
また現在出荷の商品もきき酒を行い、貯酒の評価、来期の造りに向けた検討などを行いました。