09/20
第20回 白山菊酒審査会
昨日、第20回白山菊酒審査会が行われました。
「白山菊酒」とは、白山市の5つの蔵元(金谷・小堀・車多・吉田・菊姫)
で構成する統一ブランドで、国が認める唯一の清酒の地域呼称です。
「こく豊かで品格ある風味があり、各蔵元の個性が生きていること」
という白山菊酒の基準を満たしているか、利き酒によって審査します。
先日イグ・ノーベル賞を受賞された、石川県立大学長の熊谷さんも
審査員として参加されました。
評価は、「合格」か「不合格」のどちらかを選択する方法です。
審査員の過半数が不合格とした出品酒は、不合格が確定します。
複数の審査員が不合格とした場合は、協議の上再審査を行ないます。
今回は、全ての出品酒が合格となりました。
また今回は、認証市販酒の品質検査も行いました。
一度審査に合格したお酒でも、流通している段階で問題が無いか
厳しくチェックします。
白山菊酒の品質が保障できるのは、こうした厳しい審査や
定期的な市販酒の品質確認があればこそです。
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白山菊酒について
白山菊酒として認証されるためには、以下のような要件を満たす必要があります。
1.こく豊かで品格ある風味があり、各蔵元の個性が生きていること
2.白山市内で醸造し瓶詰めした清酒であること
3.原料水は、白山・手取川水系の自家井戸から採取したものであること
4.国産の格付け一等以上の酒造好適米のみを使用して製造すること
5.麹歩合は20%以上であること
6.酒母は「生もと」「山廃」または「速醸」であること
7.精米歩合は70%以下であること
8.「液化仕込み」による清酒でないこと
9.醸造アルコール以外の副原料(糖類・酸類など)を使用していないこと
これらについて、書類審査及び官能審査が行なわれます。
要件を満たしていないと判断された場合は不合格となり、白山菊酒の表示は出来ません。
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