12/05
「吟醸酒の仕込みが始まりました!!」
母屋の庭にある木々も雪吊りを施し、少しずつ冬の準備が進んでいます。
蔵の休場にはなんとアドベントカレンダーが登場し、あちこちで冬の訪れを感じることができるようになりました。
現在、蔵では純米酒の上槽が続いており、昭和蔵の醪(もろみ)も残りわずかになってきました。
その一方で、昭和蔵での純米酒の仕込みはひとまず一区切り。仕込みが終わった機器や道具は丁寧に洗浄します。
純米酒や普通酒の麹を造っていた室(むろ)も隅々まで拭き掃除をして、次に備えています。
昭和蔵での作業が落ち着いたと思ったら、次は吟醸酒の仕込みがスタート!
吟醸酒で使うお米は「限定吸水」と呼ばれる方法で水分管理を徹底し、繊細な仕上がりを目指しています。
醪は明治蔵で仕込まれ、少しずつタンクが埋まっていく様子に、次の期待が膨らみます。
麹作りは平成蔵の吟醸室に場所を移し、「突き破精型」という吟醸酒用の麹を仕込んでいます。
そして、昭和蔵で仕込んだ醪もまもなく全て搾り終える頃。次はいよいよ、大吟醸の仕込みが始まります!
冬の気配とともに、蔵の中も忙しさと期待に満ち溢れています。この季節ならではの風景を楽しみながら、これからどんなお酒が生まれるのか、どうぞお楽しみに!