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「圃場調査 ~登熟期~ 」
9月末、早生である石川県の五百万石は、各蔵への出荷がすでに始まっています。
しかし、晩成である山田錦は10月下旬でないと入荷してきません。
という訳で、10月の刈り取り前に兵庫県三木市吉川町の契約産地の圃場調査に
行ってきました!!
今回の圃場調査も昨年に引き続き、コロナ禍の影響で一人での調査です・・・。
一昨年までは四人で調査していたので寂しいですが、できる範囲での4日間の調査スタートです!!
まずは早朝から夕暮前まで3日間。雨もなく天候に恵まれました。
しかし陽が射すとまだまだ暑いですね・・・。
調査は圃場ごとの違いを調べていき、次年度や長期での生産者への参考と
しています。
また、全体的な傾向を把握し、今年度のお酒造りへの参考にもしています。
今年度は、登熟期が高温で推移したR1、R2年度とは違った印象でした。
久しぶりにじっくりと登熟していっている圃場が多い印象です!!
8月半ばの長期的な雨で、背は長めとなっていますが、幸いなことに台風なども
来なかったため、立ちの良い圃場がほとんどで順調な稔りを迎えています。
4日目に、23名の調査生産者へ、調査結果や刈取りに向けた情報をまとめた資料を投函し、産地を後にしました。
9月末の調査後、石川県に帰って1週間が経過しました。産地では山田錦の収穫が始まっています。変わらず天候に恵まれているので、順調な収穫が行われていると思います。これから10月下旬まで、山田錦の収穫は続いていきます。