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「年明け、産地生産者の検査サンプルを回収しに行きました」
2025年が始まり、明治蔵での吟醸酒の仕込みも無事に終わりました。
今では昭和蔵で純米酒や普通酒の仕込みが再開されています。
年が明けてしばらくすると、石川県ではこの冬一番の積雪が!
久しぶりの大雪となる中、私は山田錦の名産地・兵庫県三木市吉川町を訪問してきました。
現地に着くと、なんと訪問前夜に雪が降ったそうで、道路や田んぼには一面の雪。
産地にも冬らしい景色が広がっていました。
それでも作業を始める頃には青空が広がり、なんとも気持ちのいいお天気でした。
今回の訪問の目的は、ライスセンターにお米を出荷された生産者の皆さんの検査サンプルを回収すること。
自家で乾燥調製されるお米のサンプルは会社に入荷したものから採取できますが、吉川ライスセンター経由のお米の場合は、持ち込んだ際に自動で作成されるサンプルしかないため、それらを毎年回収させてもらっています。
吉川ライスセンターには山田錦が37地区から集められ、そのうち7地区が菊姫の契約産地です。
この37地区分のサンプルから契約産地のものを見つけ出すのが今回のミッション!
サンプルは小さな袋に入っていて、その袋が紙袋に大量に入っています。
今年はなんと紙袋41袋の中からサンプルを見つけ出します!!
米袋によっては該当サンプルがたくさん入っているものもあれば、ほとんど入っていないものもあり、探すのは一苦労。
それでも作業を黙々と進め、日が暮れる頃には8割近くのサンプルを採取することができました。
翌朝には残りの2割も無事回収し、全てのサンプルを見つけ出すことに成功!
資料を確認しながら持ち帰る分を選定し、持ち帰らないものは元の紙袋に戻して作業完了です。
作業が終わった後は速やかに片付けをして、余裕を持って石川県に帰ることができました。
たった2日間蔵を空けただけでしたが、戻ると明治蔵では吟醸仕込みの片付けや大吟醸の搾り準備が着々と進んでいました。
そして、いよいよ大吟醸の搾りもスタート!その様子はまた後日お伝えしますので、お楽しみに!