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お知らせ

11/10

【秋の蔵に、醪の息づかい】

蔵人さんたちが蔵入りしてから、早くも2週間あまりが経ちました。
いま昭和蔵では、純米酒や普通酒の醪の本数も増え、タンクの中を覗くとそれぞれが個性豊かな表情を見せています。

高々と泡が上がって勢いよく発酵しているもの、静かにプツプツと息づくように発酵を進めているもの。
タンクの間を歩くと、あたりにはお酒の甘く華やかな香りが漂い、蔵の中にも活気が満ちてきました。

もうしばらくすると、場所を明治蔵へ移して吟醸酒の仕込みが始まります。
その準備も各工程で着々と進行中です。

忙しさは増していますが、蔵人さんたちが加わっていっそう賑やかに、良い雰囲気の中で作業を進めることができています。

 

作業の合間には、季節を感じられる瞬間もたくさんあります。
たとえばお風呂には花梨の実が浮かべられ、湯気とともにすっきりとした香りが広がっていました。
一日の疲れを癒してくれる、まさに秋らしいひとときです。
また銀杏やキノコ(平茸)などの旬の食材も!!

夕食には、鍋焼きうどんが登場。肌寒くなってきたこの時期にぴったりの温かい一品で、体の芯からほっと温まります。
そして晩酌には、もちろん「姫」の燗酒。湯気の立つうどんとの相性も抜群で、思わず笑みがこぼれるほどの組み合わせです。

もうしばらくすると吟醸酒の仕込みや今期の初搾りの時期となります。
そちらの様子も紹介する予定なので楽しみにしていてください。