01/05
「大晦日から元旦にかけて」
年末年始皆さんはどのように過ごされたでしょうか?
家でゴロゴロ、海外旅行、それともお仕事など。
お酒造りの蔵の多くではそうだと思いますが、菊姫でも、造りの部署だけは年末年始もいつもと変わらない通常の日々が続いていきます。
そんな大晦日から元旦にかけての蔵の様子を少しお伝えします。
30日の夕食後、各々の宿泊部屋へ。テレビの番組を見ていると、やっぱり年末なんだなぁと感じます。
一眠りしてから、醪(モロミ)の検温のために起床
蔵の中を歩いていると、いつもと変わらず、明日の早朝作業のための準備がされています。
昭和蔵は、先日いったん上槽がすべて終わってひっそりとしています。
年が明けると、また醪が少しずつ増えていきます。
また、年末年始は、本社と八幡工場の間にある道が白山比咩神社へ初詣に向かう参拝客で非常に混むため、使用する白米はいつもの倍の量運ばれています。
いつもの場所に置ききれない白米が、平成蔵の方にも開かれています。
明治蔵の方はほとんどのタンクがうまって、多くのモロミがあります。
モロミの発泡が収まり萎んでいく最中に、運がいいと「鏡泡」と呼ばれる直径40センチほどの大きい泡を見る事ができるのですが、今晩はその手前の段階モロミしかありませんでした。
見ると何となくありがたい気になるので、ちょっと残念。
検温作業が終わったころ、ちょうど日付が大晦日に変わりました。
作業された方はその他のちょっとした作業も済ませてから、夕食後4度目の就寝へ。。。
05:15分からの早朝作業に備えます。
でも05:15集合の麹室に行く前に、少し分析。
その後、麹室での早朝作業開始で、大晦日の一日のスタートです。
お昼は年越し天ぷらお蕎麦です。なんか大晦日らしくなってきました。
昼食後、麹の様子を見てみると、朝、切盛りをした麹は、破精が目に見えるようになってきています。
夕方、帰宅する頃には、八幡工場と本社の間にある白山比咩神社では、初詣に備えて屋台の方々が準備中。
翌朝、早朝作業前に、休み場で新年のあいさつ。朝食はいつもと違ってお正月らしいメニューとなっています。
お餅の準備もばっちりです。
麹室では、集まった人たちが新年の挨拶もそこそこに、いつもと変わらぬ作業のスタート。
昨日切盛りして今日のお昼頃出麹の麹は、いい感じに仕上がってきています。
麹室のお手伝いをした後すぐに八幡工場へ。
初詣で渋滞している道を横切らせてもらって、八幡工場への裏道を走っていると、今年は早朝から初詣の方々でいっぱいです。
早朝作業後、夜が明けると降っていた雨が雪に変わってきました。
新年らしくなってきました。
今年も美味しい酒造り頑張ります!!!