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柳社長コラム 「お酒の製造年月について」
皆さんもご覧になったことがあるかと思いますが、
お酒のラベルには画像のように製造年月が表示されています。
ちょっと紛らわしいのですが、ここで表示されている年月は、
商品としてビン詰め・出荷された時期であり、
中身のお酒を造った時期とは異なります。
「製造年月が古いお酒は飲んでも大丈夫なのか」
というお問い合わせをいただくことがありますが、
お酒は通常ビン詰め時に加熱殺菌(火入れ)されており、
未開封の状態で、適切な環境で保存していれば、
簡単に変質することはありません。
火入れされているお酒は、品質が安定しており、
容器内でゆっくり熟成が進んでいきます。
特に、ビン詰めする前にある程度熟成させているものは、
あまり極端な酒質の変化はしないのです。
よって、ラベルの製造年月が古いからといって気にする必要はありません。
ちなみに、適切な保存環境とは以下の通りです。
○ 日光や蛍光灯などの光に当たらないようにする (UVカット蛍光灯も有効)
○ あまり温度の高くない場所に置く (酒質変化を抑えたい場合は冷蔵)
○ 容器は立てて置く (空気に触れる面積を小さくする)
逆に言えば、たとえ製造年月が新しくても保存環境が悪いと
品質が劣化しやすいのでご注意下さい。
なお、「山廃純米 無ろ過生原酒」のような火入れしていない生酒の場合は、
酵素がまだ生きていますので、冷蔵しておいても酒質はどんどん変化します。
よって、未開封であっても早めにお飲みいただくことをお薦めいたします。
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