菊姫 > ポット栽培山田錦講評会と杉玉作り

お知らせ

10/14

ポット栽培山田錦講評会と杉玉作り

一昨日は、北陸菊姫会の皆さんが集まり、
毎年恒例となった、ポット栽培山田錦の講評会と杉玉作りを行いました。
北陸菊姫会でのポット栽培は、今年で7年目。
バケツや樽などに土を入れて山田錦の苗を育てるのですが、
植える苗の本数や容器の大きさ、水や肥料の与え方、日当たり・風通し、
さらに実った後にはスズメや害虫などから稲を守るなど、
時期によっていろんなことに神経を使わなくてはならず、
毎年コンスタントに良い成績を取るのはなかなか難しいもの。
昨年優勝した酒屋さんも、今年は害虫の被害などに泣かされたそうです。
 
IMG_2805.jpg
IMG_9675.jpg
 
酒屋さんの店先に、杉の玉が吊るされているのを見たことがあるかと思いますが、
「杉玉」あるいは「酒林」と呼ばれるものです(下の解説もご参照下さい)。
皆さんと一緒にこれを作りました。
まず、芯に杉の葉をさしていき、これをはさみで刈り込んで
形をキレイに整えれば完成です。
と、言葉で説明すると簡単そうですが、実際やってみると結構難しい…
皆さん、苦戦しながらも作業を楽しんでいるようでした。
 
IMG_9796.jpg
IMG_9790.jpg
 
ワンコもお手伝い?
 
IMG_9724.jpg
 
この日は、社員制作分を含めて20個あまりの杉玉が完成。
参加された皆さん、お疲れ様でした。
【杉玉(すぎたま)の由来】
 杉玉とは、杉の葉(穂先)を集めて球状にした物で、
 酒林(さかばやし)とも呼ばれています。
 造り酒屋の軒先に新しい緑の杉玉が吊されるのは、
 「新酒を搾り始めました」というサインです。
 これは、酒造りの神様が祭られている奈良県の
 「大神(おおみわ)神社」が発祥であるといわれています。
 大神神社の御神木である「しるしの杉」にあやかって、
 「今年も良いお酒が出来ますように」という願いを込めて吊るします。
 吊るされたばかりの杉玉は蒼々としていますが、
 やがて枯れて茶色く変わっていきます。
 同時に、蔵にあるお酒も熟成が進み、色が濃くなると共に
 味がまろやかになって飲み頃を迎えるのです。
~ Facebookページもよろしくお願いいたします ~
  https://www.facebook.com/kikuhime001