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ポット栽培山田錦講評会と杉玉作り
一昨日は、北陸菊姫会の皆さんが集まり、
毎年恒例となった、ポット栽培山田錦の講評会と杉玉作りを行いました。
北陸菊姫会でのポット栽培は、今年で7年目。
バケツや樽などに土を入れて山田錦の苗を育てるのですが、
植える苗の本数や容器の大きさ、水や肥料の与え方、日当たり・風通し、
さらに実った後にはスズメや害虫などから稲を守るなど、
時期によっていろんなことに神経を使わなくてはならず、
毎年コンスタントに良い成績を取るのはなかなか難しいもの。
昨年優勝した酒屋さんも、今年は害虫の被害などに泣かされたそうです。
酒屋さんの店先に、杉の玉が吊るされているのを見たことがあるかと思いますが、
「杉玉」あるいは「酒林」と呼ばれるものです(下の解説もご参照下さい)。
皆さんと一緒にこれを作りました。
まず、芯に杉の葉をさしていき、これをはさみで刈り込んで
形をキレイに整えれば完成です。
と、言葉で説明すると簡単そうですが、実際やってみると結構難しい…
皆さん、苦戦しながらも作業を楽しんでいるようでした。
ワンコもお手伝い?
この日は、社員制作分を含めて20個あまりの杉玉が完成。
参加された皆さん、お疲れ様でした。
【杉玉(すぎたま)の由来】
杉玉とは、杉の葉(穂先)を集めて球状にした物で、
酒林(さかばやし)とも呼ばれています。
造り酒屋の軒先に新しい緑の杉玉が吊されるのは、
「新酒を搾り始めました」というサインです。
これは、酒造りの神様が祭られている奈良県の
「大神(おおみわ)神社」が発祥であるといわれています。
大神神社の御神木である「しるしの杉」にあやかって、
「今年も良いお酒が出来ますように」という願いを込めて吊るします。
吊るされたばかりの杉玉は蒼々としていますが、
やがて枯れて茶色く変わっていきます。
同時に、蔵にあるお酒も熟成が進み、色が濃くなると共に
味がまろやかになって飲み頃を迎えるのです。
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