01/16
原料米分析の手始め
今期の酒造りも折り返し地点を過ぎたといったところでしょうか。
菊姫ではすでに次年度の酒造りに向けて酒米の分析を始めております。
安定した酒質の酒造りには原料米の分析は欠かせません。
ということで先日、山田錦の生産地である兵庫県吉川町の
検査サンプルが保管されている吉川ライスセンターを訪れました。
ライスセンターの中は、これから出荷の玄米が少し蔵置されているだけで、作業も終わっていて閑散としています。
村米の生産者の半分は、自家調整を行い、個別の紙袋に入った状態で玄米が出荷されます。
*(自家調整とは農家の方が稲刈り後、自分の家で乾燥作業や籾摺り作業を行う事です。)
そのため、自家調整をしている方々は、入荷時にサンプリングできます。
ライスセンターでは、籾が持ち込まれる毎に、自動的に検査サンプルが作成されるため
稲刈り後ライスセンターに籾を持込む方々の個人単位のサンプルは産地にしかありません。
H28年度に持ち込まれた全ての検査サンプルの中から、受付番号を頼りに、村米の方々のサンプルを探し出していきます。
1日目は1/3ほどしか探し出せませんでしたが、2日目ですべて探し出すことができました。
一人で何サンプルもある方もいますので、持ち帰るサンプルを選び出し、作業が終了しました。
春までに、穀粒計や、近赤外粗蛋白計などで分析し、次年度に向け状況を把握していきます。