07/01
「山廃純米 呑切原酒 本日発売」
毎年ご好評いただいております!
山廃純米呑切原酒 本日蔵出!
暑い夏だからこそ! ガツンとパワフルな旨味があるこのお酒をぜひ味わってください!
≪商品説明≫
『呑み切り』の【呑み】とはタンクの中の清酒を出し入れする栓のことを言い、これを開ける事を【切る】と言います。
『呑み切り』は酒造期に火入れ(熱殺菌処理)をして貯蔵しておいた原酒をタンクから取り出して、異常なく順調に熟成が進んでいるかを確認する作業です。
春から夏に掛かるこの時期は、新酒特有の香り『麹ばな』が消え始めるため、熟成の度合いを見極めるポイントの時期でもあります。
「菊姫の山廃仕込純米酒」としては未完成品で若々しいですが、熟成をさせた「菊姫の山廃仕込純米酒」の良さを再認識して頂くために、また、この時期ならではの味わいを楽しんで頂くために、あえて出荷させて頂いております。
≪昨年のお米事情≫
昨年7月には西日本豪雨、8月下旬には台風直撃と、全国各地で甚大な被害が発生し、農作物にも大きな影響が出ました。
しかし、弊社の契約栽培地区である兵庫県三木市吉川町では特に被害もなく、順調に生育が進んだようです。
9月に入ると曇天が続いて稲の登熟がなかなか進まず、刈り取りは少し遅れたようですが、例年通りの良質米が収穫されました。
近年は温暖化の影響により、夏の猛暑や台風等の被害が増加傾向にあります。
どのような気候にも負けない稲づくりをJAと生産者、菊姫が三位一体となって研究を続けております。
原料が良質であれば、酒造りもやりやすいのは言うまでもありません。
精米は非常にきれいな仕上がりとなりました。
仕込みの時期には十分に気温が下がったことで、もろみの発酵管理もやりやすく、順調な経過をたどりました。
吉川町産山田錦の持つ豊潤な旨味が素直に表れたお酒が今年も搾ることができました。
≪酒質説明≫
搾りの時期から半年余り、タンクの中で熟成させ、いよいよ呑み切りの時期になりました。
きき酒いたしましたところ、若くはつらつとした酸味の中から、山田錦の柔らかな旨味がじわじわと広がります。
この原料米由来のふっくらとした味わいは、山廃仕込みによる強靭な酸にしっかりと支えられ、キレの良い後口に仕上がっております。
香りには練乳やミルクキャンディーを思わせる甘い香りが残り、まだ若さを感じさせます。
しかしながら、この味と香りのデリケートなバランスこそが、「この時期ならではの」このお酒の面白さであります。
搾りたての味わいや熟成後の味わいに思いを馳せながら、是非『平成30酒造年度 山廃純米 呑切原酒』をお楽しみ頂けたらと思います。
おすすめの飲み方
①定番商品の「山廃純米」との飲み比べ。
※半年熟成の「呑切原酒」と2年ほど熟成された定番商品の「山廃純米」を飲み比べることで、
熟成による味の変化を楽しめます。
②氷を浮かべてロック飲む
※原酒ですから、アルコール度数が19%~20%と高いです。氷をいれてロックで飲んでも美味しいです。
③もちろんそのままお飲み頂いても美味しいです。