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お知らせ

11/16

「新米の特徴把握-その1-カリウム」

10月下旬から入荷が始まった今年の新米。
精米・枯らしを経て、11月中旬頃に使用が始まります。

それに伴い、10月末に新米に関して様々な調査をしました。
まず調べたのは、醗酵の強さに大きく関わるカリウムの調査です。

せっかくなので、昨年後半の仕込みの確認のために、昨年の白米ロットの
平均的なサンプルも作成します。
 

精米に関しては、その時点までで入荷した各玄米ロットの平均的な値を見ます。
そのため、入荷ロットの各サンプルをまずは試験精米します。

その調査をするために、試験精米機やテストミル(粉砕機)のある
金沢国税局鑑定官室にお邪魔します。
サンプルは専用の機械で粉砕。塩酸で一晩抽出し、翌朝ろ液を回収します。

そうすると次は、石川県農林総合研究センターへお邪魔します。

炎色反応でミネラル濃度を調べるため、原子吸光光度計を貸していただきます。

こうした沢山の方々の協力を得て、今年の新米の傾向や醪での醗酵程度の予想が
できるようになるのです。