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お知らせ

08/01

「圃場調査part2」 ~穂肥え診断~

7月の最終週
山田錦の「穂肥え診断」の時期を迎え、2回目の圃場調査のため、産地兵庫県吉川町を訪れました。
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最初はこの時期に出始める、「幼穂(ようすい)(稲の中の穂の赤ちゃん)の大きさを調べていきます。
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次に株の栄養状態も調べていきます。
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これらを調べることで、いつ頃穂がが出るのか予測することができるのです。
 
 
 
今年も例年通りの暑い日が続いています。
昼間の休憩は長めにして、少しでも涼しい早朝や夕方近くを中心に圃場調査に廻ります。
 
この時期に初めて参加のメンバーもいて、調査をしながら「穂肥え診断」の作業も訓練もしていきます。
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最終日はこれらの調査を元に「穂肥え(ほごえ)診断」をしていきます。
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この診断で いつ、どれだけの量の肥料が必要なのかを決めていきます。
この穂肥えの量とタイミングは、収穫の量と質に大きく影響するので、慎重に見極めていきます。
 
 
個々の圃場により少しずつ条件が違うので、生産者の方達が持ち寄る株の状態も違ってきます。
なので個々の圃場に合わせてそれぞれ別々の診断をしていきます。
 
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今年は、出穂は平年より少し早い傾向がありますが、秋勝りに向け生育は順調です。
10月中旬 稲刈りまで、天候が良いことを願って、産地を後にしました。