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お知らせ

11/24

「統一酒米分析」

酒造業界では、「統一酒米分析」という、その年のお米の調査が、毎年行われています。
 
これは、広島の酒類総合研究所内に本部があり、各支部で実施されます。
北陸では、富山、石川、福井の3県から、いろいろな酒造会社などから人が集まり、金沢の鑑定官室を拠点にして行っています。
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 約3週間、各担当者がその都度作業してきましたが、最後の2日間は、全員が集合して、集中的に行います。
 
今年のお酒造りの様子や、近況などを話しつつ、みんなで和気あいあいといった感じで分析します。
 
酒米分析では、一般的なお米の分析(大きさや、粒揃い等)に加え、お酒造りに関する、
「水の吸込み具合」、「蒸したお米の溶け具合」、「発酵に関する成分」、「味に関する成分」、といった内容の分析も行いました。
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また、北陸支部では、米の硬さ(お酒造りでの溶けやすさ、溶けにくさ)を観る「アルカリ崩壊」も、独自に実施しています。
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参加している各社が、実際に使用しているお米を見ますから、和気あいあいとしながらも、最後の講評会は、皆、真剣です。
 お互いに「今年の造りもがんばりましょう!」といった感じで、皆、帰途につきました。