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お知らせ

04/22

第19回 白山菊酒審査会

昨日、第19回白山菊酒審査会が行われました。
 
「白山菊酒」とは、石川県白山市の5つの蔵元(金谷・小堀・車多・吉田・菊姫)
で構成する統一ブランドで、国が認める唯一の清酒の地域呼称です。
 
官能審査では「こく豊かで品格ある風味があり、各蔵元の個性が生きていること」
という白山菊酒の基準を満たしているか、利き酒によって審査します。
 
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審査員は、国税局の鑑定官や県の酒類技術指導機関職員をはじめ、
各メーカーの酒造技術者や酒販組合代表、大学教授等の有識者などで
構成されています。
 
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この日は4月下旬だというのに肌寒く、石油ストーブのお世話になりました。
 
評価は、「合格」か「不合格」のどちらかを選択する方法です。 
審査員の過半数が不合格とした出品酒は、不合格が確定します。
複数の審査員が不合格とした場合は、協議の上再審査を行ないます。
今回は、26点の出品酒について審査しましたが、
残念ながら不合格となってしまった出品酒が数点ありました。 
白山菊酒の品質が保障できるのは、こうした厳しい審査や
定期的な市販酒の品質確認があればこそです。
 
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なおこの春から、認証酒にはこのようなデザインのシールを貼付しています。
JR金沢駅の百番街などでも販売されていますので、ぜひ手にとってみて下さい。
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白山菊酒について
白山菊酒として認証されるためには、以下のような要件を満たす必要があります。
 1.こく豊かで品格ある風味があり、各蔵元の個性が生きていること
 2.白山市内で醸造し瓶詰めした清酒であること
 3.原料水は、白山・手取川水系の自家井戸から採取したものであること
 4.国産の格付け一等以上の酒造好適米のみを使用して製造すること
 5.麹歩合は20%以上であること
 6.酒母は「生もと」「山廃」または「速醸」であること
 7.精米歩合は70%以下であること
 8.「液化仕込み」による清酒でないこと
 9.醸造アルコール以外の副原料(糖類・酸類など)を使用していないこと
 
これらについて、書類審査及び官能審査が行なわれます。
要件を満たしていないと判断された場合は不合格となり、白山菊酒の表示は出来ません。
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